慈恩寺を出て、山形グランドホテルへ。 市中心の山形駅周辺と、街歩きスポットとして人気の七日町の両方に行きやすい立地にあって、朝食の評判がとてもよいホテル。
山形グランドホテル
そう。予約のとき、ホテルへの要望の欄に「できれば高層階をお願いしたい」と書くと、「できるだけご希望に添えるようにいたします。気をつけてお越しください」と丁寧に答えていただき、実際に6階の部屋を用意してくれたよ。さすが、老舗。滞在中も好印象だったよ。
レンタカーはホテル近くの駐車場「パラカ山形本町」へ。ホテルに専用駐車場があったけど有料で、フロントの方が、周りに民間の駐車場もあるので、条件のよいところに駐めたらどうかと提案してくれたから。親切。 ホテルの駐車場は1泊1,000円。パラカは24時間750円。2泊すれば500円安い! ただし、ホテルは24時間車の出し入れが自由という利点があるので、その方が便利な人もいますよね。
さあ、荷物を置いたら、初日の夜に繰り出さなきゃ。
ホテル近くのバス停から、ベニちゃんバスに乗って山形駅へ。
山形駅前で撮ったベニちゃんバス
山形観光の玄関口、山形駅
Suicaも使えたのに乗車口でピッとするのを忘れて、結局、現金でお支払い…こんな小さなことでも悔しく感じるお年頃。 そういう時はこう思うようにしている。
若い頃のように何でもかんでも即座に反応していたら、頭が疲れちゃう。 これは衰えではなく「脳が省エネモードに入った」って。「気にしない、気にしない」って。
お酒の蛇口がずらり🍶🍷
駅の東側から西側へ移動して、霞城セントラルの1階にある「やまがた酒巡り Chetto」へ。 ここは旅の計画段階で、絶対に行こうと思っていた場所。蛇口をひねるとお酒が出てくるなんて、最高に楽しそうでしょ!
やまがた酒巡り「Chetto」
うん、実際、日本酒もワインも種類がたくさん! 私たちは二人で6ショット1,000円分のコインを買って、仲良く3種類ずつ。 もう、どれにするか迷う迷う。 メニューを見ながら、ビュン助は山形限定販売の日本酒、私はスッキリした白ワインを中心に選んだよ。
県内酒蔵の日本酒コーナー
県内ワイナリーのワインコーナー
ここ、ちょっと紹介|Chetto
山形の日本酒やワインを少量ずつ試せる有料コーナー。「Chetto」は山形弁の「ちょっとだけ」「気軽に」から来た名前なんだって。
お酒の蛇口にカップを近づけて、ボタンをポチッ。
……出た。
蛇口から直接注げる
つまみはラ・フランスのドライフルーツよ。「うまーい」
第1話で「日本酒をたしなむ教養の時間です」と言っていた私。まずはワインでスタートってね。
飲んで、夜景。そのあとは?
その足で、同じ建物の高層階へ。広い範囲に街の明かりが広がっていて、きれいだったなあ。
霞城セントラルから見た山形の夜景
夕食は駅の周辺で食べるつもりでいたんだけど、この日は土曜日。どこも混んでいて、入れるお店がなかなか見つからない。 結局、ホテルの近くまで歩いて戻って、すぐ近くの居酒屋へ。
いいのいいの。 普段は億劫なはずの「歩くこと」が、旅先だと苦にならなくて、むしろワクワクする感覚あるでしょ?旅の魅力だよね。 だから、足腰を鍛えておくのがシニアの旅には一番大事って、つくづく思う。
思い出の味、アケビにまた会えた
河島英五さんのあの名曲じゃないけど……この夜はまさに、「酒とアケビと男と女」といった趣(おもむき)たっぷりの夜だった。
ふと隣の席を見ると、おしゃれで都会的な男女グループ。 でも聞こえてくるのは、にぎやかな山形弁!
そうそう。楽しそうにしゃべってるのが、なんだか温かくてね。 思わず顔がゆるんじゃった。山形だあって、しみじみ。
お料理は、庄内浜の紅えび唐揚げに、馬刺し、アケビの肉味噌焼き。山形のものをいろいろ頼んだよ。
山形産の馬刺し
庄内浜の紅えび唐揚げ
家で試すなら|鶴岡の「あけびの肉味噌詰め」参考レシピ(お店で食べた料理の作り方とは別です)
私は幻の酒と呼ばれている日本酒「十四代」をグラスで。甘みがあって、それでいて後味がすっきりしていて、実においしかった。
幻の日本酒「十四代」
そして、何と言ってもやっぱりアケビ! 25年前、山形の親戚の家で初めて食べた郷土料理よ。ちょっと苦みがあってすごくおいしくて。 愛知のアケビで作ってみたけど、全然おいしくなかったんだよね。 それが今回、また出会えた。やっぱり山形のアケビ料理はおいしい。
念願のアケビの肉味噌焼き
山形駅での店探しはうまくいかなかったけど、最後はあのアケビにたどり着いたから大満足。初日から、よく歩いて、よく食べた(笑)
さあ2日目は、日本海のほうへ行くよ。
うふころのひとことメモ
◆ ベニちゃんバス
私たちが乗ったときの運賃は160円。山形市の案内では、同じエリア内の乗り降りは160円、エリアをまたぐと320円です。Suicaなどの交通系ICカードも使えます。お出かけ前にルートと運賃を確認してくださいね。
◆ 日本酒「十四代」
「十四代」は、山形県村山市の高木酒造が造る日本酒です。欲しいと思ってお店に行けば買えるようなお酒ではありません。入手が難しいことから「幻の酒」とも呼ばれています。酒蔵の紹介には「芳醇旨口」という言葉も。本文に書いた甘みとすっきりした後味は、この夜に私が飲んだ一杯の感想です。
◆ 旅先の夕食
行きたい店が決まっていたら、旅の前に予約しておくと安心です。満席なら予定にこだわりすぎず、別のお店との出会いも楽しんで。私たちはこの夜、懐かしいアケビにまた会えました。




